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いまも昔もヒトの考えることって実はあんまり変わらない。
日本舞踊のストーリーを読み解いて、そこに登場するキャラクターたちの現代にも通じる想いを
お伝えしていきたいと思います。
もしかしたら、あなたの悩みを解決するヒントがみつかるかも…
今回は、源義経、静御前とドラえもんの考察です。
|七つ道具とひみつ道具
国民的人気漫画「ドラえもん」に登場するヒロイン、「静香ちゃん」の苗字は「源(みなもと)」です。
フルネームでいうと「源静香」になります。義経と静御前が結ばれたときの名前と考えてしまうのは
ロマンティック過ぎでしょうか。でも、他にも根拠はあります!
歌舞伎狂言に登場する義経は、差し迫った重要な局面で「弁慶、よきに計らえ候へ」と言って武蔵坊弁慶に
任せ、のび太くんはピンチに陥ると「ドラえもーん」とドラえもんに助けを求めます。
そんなとき、弁慶は七つ道具で、ドラえもんはポケットからひみつ道具を取り出して急場を凌ぎます。
義経がのび太くんで、弁慶がドラえもんの役割のように感じます。
ちなみに、「義経記」には弁慶の七つ道具の記載はありませんが、いつも大刀、刀、鉞、薙鎌(ないがま)、
熊手、撮棒(さいぼう:櫟(いちい)の木を鉄伏せにした棒)を持ち歩いていたと書かれています。
江戸時代の文献には「七つ道具」ということばが登場し、弁慶の誕生から義経との出会いまでを描いた
時代物浄瑠璃「鬼一法眼三略巻」によると、熊手、薙鎌(ないがま)、鉄の棒、木槌、鋸(のこぎり)、
鉞(まさかり)、刺股(さすまた)、の7種類の武器をいつも背負っていたと記載されています。
|どら焼き
ドラえもんの好物は「どら焼き」です。どうして「どら焼き」なのかというと、原作者がどら焼き好きだった
ということらしいのですが、「ドラえもん百科」によると、どら焼きの皮と餡の成分がドラえもんのエネルギー
に最適なのだそうです。マンガでは、ドラえもんがロボット学校時代にガールフレンドからどら焼きを貰って
励まされて好きになったと描かれています。
そんな「どら焼き」ですが、最初に作ったのは弁慶だったといわれています。弁慶が怪我をして民家で手当てを
してもらったとき、そのお礼に、銅鑼(どら)を熱したものを鉄板の代わりにして小麦粉を水で溶いたものを
焼いて餡を包んで振舞ったのが「銅鑼焼き」の始まりだといわれています。
色々な偶然が重なっているとはいえ、ドラえもんのどら焼き好きと弁慶が全く関係ないとはどうしても思えない
のです。
*どら焼きの起源には諸説あります。
|最後に
いかがでしたか。
義経とのび太くんはあまりにもイメージが違いすぎるのですが、頼朝(ジャイアン?)に追い詰められて
窮地に陥った義経(のび太くん)を弁慶(ドラえもん)が助けるという図式は似ていると思わずにはいられない
のです。ちがう世界線で、義経と静御前が結ばれていることを祈るばかりです。
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