お芝居、映画、小説、そしてアニメ、漫画でも「食」のシーンって気になります。
無性に食べたくなって、お店を探してみたり、再現レシピで作ってみたり……
何十年も何百年も変わらない佇まいと味を訪ねてみようと思います。
ずっとずっと昔、同じ席で食べていた人たちも私たちと似たようなことを考えてたりして。
美味しいと目を細めた瞬間、タイムスリップ!なんてこともあるかも……
今回は「文明堂日本橋本店」に行ってきました。
|歴史
カステラで有名な「文明堂」は、1900年(明治33年)に長崎で創業しました。
|創業
「文明堂」は、1900年に長崎市丸山町で創業されました。その後、創業者の弟、宮﨑甚左衛門氏が
佐世保市で独立して開業します。しかし、海軍の街(鎮守府)として急速に発展していた佐世保は、
ワシントン軍縮会議により商売や経済に大きな影響が出始め、それを機に東京への進出を考え始めた
といわれています。
そして、1922年(大正11年)に上野黒門町(現在の上野2丁目付近)に東京の拠点となる1号店を
開業します。また同じ頃、大手百貨店の三越呉服店(現在の三越)とも契約し、当時画期的だった
実演販売を行い、見て楽しいイベントとして大ブームを巻き起こします。大行列のできる様子が
更なる宣伝効果を生み、「文明堂」の名前は東京中に一気に広まりました。
|大正11年
「文明堂」が東京へ進出した1922年(大正11年)は、現代の私たちの生活に関わっている多くの企業や
メディアが生まれています。「ドラえもん」や「名探偵コナン」などの雑誌やコミックを生み出す
「小学館」が教育雑誌を出版する出版社として設立され、江崎グリコが「一粒三百米突(メートル)」
で知られる栄養菓子キャラメルを発売し創業しています。また、「週刊朝日」や「サンデー毎日」が
創刊され、週刊誌ブームの先駆けとなりました。
「大正の三大洋食」と呼ばれるライスカレー、コロッケ、カツレツが百貨店の食堂や町の洋食屋を通じて
家庭へ一気に広まったのもこの頃です。満20歳未満の飲酒を禁じる「未成年者飲酒禁止法」も公布され
ました。
*「一粒三百米突(1粒300メートル)」というキャッチコピーは、グリコのキャラメル1粒(当時のエネルギー量は約16キロカロリー)を
食べると、平均的な人が300メートル走るのにちょうど必要なエネルギーが摂れるという栄養成分に基づいた科学的なアピールでした。
これが「グリコサイン(ランニングマン)」の由来になっています。
|文明堂日本橋本店
|特撰五三カステラ
「文明堂」といえば、やっぱりカステラです。カステラは、もともと種子島への鉄砲伝来以降、日本を
訪れるようになったポルトガル人や宣教師がもたらした南蛮菓子のひとつです。当初は堅い焼き菓子
でしたが、日本人の職人によってふんわり、しっとりとした食感へと改良され、長崎の料亭などで
振る舞われ、江戸では大名や公家への贈り物として重宝されていたといわれています。
「文明堂」の100年の技術の結晶として生まれたが「特撰五三カステラ」で、卵黄と卵白の重量比率を
5:3とし、素材の持ち味を生かしたこだわりの生地を、職人がひとつひとつ丁寧に焼き上げています。
しっとり、ふわふわとしていて、ザラメの食感がたまりません。
|店舗情報
店名:文明堂日本橋本店
住所:東京都中央区日本橋室町1-13-7
電話番号:03-3241-0002
アクセス:三越前駅(東京メトロ銀座線・半蔵門線)徒歩1分
「文明堂日本橋本店」
https://www.bunmeido.co.jp/shop/detail?shop_id=167&search_category_id=&search_type_id=
|最後に
いかがでしたか。文明堂日本橋本店は、ダイニングカフェ「BUNMEIDO CAFE」も併設していて、
三笠山の生地を使用した「焼きたて三笠パンケーキ」や赤ワインの効いた深みのある大人な味わいの
「文明堂のハヤシライス」もオススメです。是非行ってみてくださいね。
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