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いまも昔もヒトの考えることって実はあんまり変わらない。
日本舞踊のストーリーを読み解いて、そこに登場するキャラクターたちの
現代にも通じる想いをお伝えしていきたいと思います。
もしかしたら、あなたの悩みを解決するヒントがみつかるかも…
今回は、明治の三大悲恋のひとつといわれた「金色夜叉」の原作のお話です。
|寛一お宮の像
「金色夜叉」といえば、静岡県熱海市の熱海サンビーチ近くの国道135号線沿いに立つ「お宮の松」と
「貫一お宮の像」がよく知られています。これは、尾崎紅葉が描いた別れの名シーンを再現したものです。
物語を知らずに像だけを見ると、暴力的な場面のようにも映りますが、小説を読むと、幼馴染で婚約者
だったお宮が資産家との結婚を選んだことに傷ついた貫一が、胸の痛みを抱えながら名台詞を残して去って
いく名場面だとわかります。暴力は肯定できませんが、裏切られた貫一の胸の痛みも想像できる場面です。
|今月今夜のこの月を
「来年の今月今夜のこの月を、僕の涙で曇らせてみせる」は、「金色夜叉」の有名な台詞です。
熱海の海岸で、自分を裏切って富豪のもとへ嫁ごうとする婚約者に言い放った別れの言葉として
知られています。ただ、この台詞は原作の小説には登場しません。お芝居(新派劇)として
上演された際に作られた舞台用の台詞で、舞台が大ヒットしたことから広く知られるようになり
ました。役者が感情を込めて叫んだこのフレーズが観る人に強烈な印象を残し、その後も映画や
歌謡曲で繰り返し用いられたため、名台詞として語り継がれています。
|登場人物
「金色夜叉」は、愛と富のあいだで揺れた選択が、やがて復讐へとつながっていく物語です。
主人公の間貫一(はざま かんいち)は、幼なじみで婚約者だった鴫沢宮(しぎさわ みや)を
心から愛していましたが、彼女の選択に深く傷つき、そのショックから闇落ちして冷酷な高利貸し
へと変貌していきます。
婚約者の鴫沢宮は、類まれな美貌を持ち、両親の勧めもあって裕福な銀行家に嫁ぎますが、
結婚した後も貫一への思いを断ち切れずにいます。
大富豪の御曹司、富山唯継(とみやま ただつぐ)は、財力を背景にお宮の心を揺らし、結果として
貫一からお宮を奪う存在となります。
|あらすじ
両親を亡くし、恩人の家で書生として育てられた苦学生の間貫一は、その家の娘、鴫沢宮(お宮)と
将来を誓い合っていました。
ところが、お正月のかるた会で、お宮は大きなダイヤモンドを身につけた銀行家の御曹司、富山唯継に
見初められます。心では貫一を想いながらも、きらびやかな富の魅力と両親の勧めに押され、お宮は
富山との結婚を選んでしまいます。
裏切りを知った貫一は、熱海の海岸でお宮を激しく責め、すがる彼女を足蹴にして去っていきました。
純粋だった青年は深い絶望と怒りから復讐心に燃え、かつては嫌っていた金の力で世間を見返すため、
冷酷な高利貸しへと変わっていきます。
一方、富豪の妻となったお宮も、子を死産し、貫一への罪悪感と未練に苦しみ続けていました。
何度も許しを求める手紙を送りますが、復讐に囚われた貫一の心には届きません。
物語は、夢の中でお宮と再会した貫一が、生き方にも迷いを見せ始める場面で絶筆となります。
二人の心が再び通じ合うのか、それとも悲劇に終わるのかーその答えは永遠の謎として残されました。
|最後に
いかがでしたか。「金色夜叉」が100年以上経った今も読み継がれているのは、愛か富かという普遍的な
テーマが、時代や国を超えて人の心を揺さぶり続けているからかもしれません。
未完のまま残された物語の行方も、読者の想像を誘う大きな魅力のひとつです。
舞台となった熱海市では、貫一とお宮が別れた1月17日に、作者の尾崎紅葉を偲ぶ「尾崎紅葉祭」が開かれて
います。
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